アドベンチャー・ワールド

 

こんにちは。

 

関西旅行の二日目は、和歌山・白浜の アドベンチャーワールドを訪ねました。

 

大阪からなので、電車で大阪駅からJR「きのくに線」の 特急くろしお号に乗ります。

 

「くろしお」のホームは、できて まだ間がないようで、 階段や内装、ホーム表示パネルも非常に新しいものでしたが、このホーム(21番線)に辿り着くのに非常に骨が折れました。

 

この、きのくに線の「特急くろしお号」(和歌山・白浜 方面)と、「特急はるか号」(関西空港方面)は、去年まで、大阪府内では 天王寺駅と (新幹線の) 新大阪駅の間はノンストップでしたが、去年(2023年) の春から 途中にある (梅田の) 大阪駅に停車するようになり、それに先立って大阪駅の「うめきたエリア」に地下ホームを新たに増設していました。しかしながらこの新ホームは、駅のコンコースと接続のない かなり離れた場所にあり、探すのに一苦労です。
宿泊しているホテルが 大阪駅の南東側の出口 (阪急うめだ本店あたり) から出たところであったため、大阪駅構内の対角線側の北西端の、メインコンコースとは別の場所に盲腸のように増設された21番線ホームに辿り着くのに、優に15分以上かかってしまいました。
そうでなくても、この大阪駅は、JRだけで6路線を扱っているだけでなく、私鉄の梅田駅と混然と一体となっていて、私鉄も阪急が3路線、阪神が1路線、地下鉄が2路線乗り入れているに加えて、更に地下道が一体となった徒歩数分の距離で、東梅田駅西梅田駅北新地駅と3駅が至近にあって、それぞれJR東西線や 別の2つの地下鉄が乗り入れているという複雑極まりない構造です。東京では渋谷駅が かなり複雑ですが、その倍以上に複雑という印象でした。

 

従兄妹に聞くと、大阪に住んでいても、通勤通学で毎日使うルート以外は、ほとんどの人が迷うと思うと言っていました。

 

さて、鉄道や駅の話だけに、アドベンチャーワールドの話から「脱線」してしまいましたが、話をもとに戻します。

特急くろしおが入線して来て乗車。 ようやく白浜駅に着きました。

 

電車から降りたら、子ども達が写真を撮っています。この「くろしお号」、ZOOのムード満点のラッピング車体です。

 

 

電車を降りたら、目的地まで専用バス。こちらもラッピング車体。

 

バスに10分ほど乗って、アドベンチャーワールドに着きました。

春休み中なのに、意外なほど空いています。

 

下の図が園の全体像です。
パンダは、図の中で赤く囲った「パンダ ラブ」と「ブリーディングセンター」に居ます。
時間があれば、ビッグオーシャン(青〇)にも行ってみたいと。

 

 

このワールドには、楓浜、結浜、良浜、彩浜 と、全部で4頭居ると聞いています。
2か所に2頭ずつのようです。今日は姿を見せてくれるかな?

 

先ず近い PANDA LOVE に GO!

 

PANDA LOVE に入ると、楓浜のパネルがあります。まだ若い、3歳数か月です。

 

いました、いました!
完全には眠っていないようですが、横になって休んでいます。あまり動かないですね。
結構近くで見ることができます。間にガラスも無いし。

 

もう一頭の「結浜」は、PANDA LOVE 内の 屋外に出ていました。
こちらも寝ています。ぽかぽか陽気で眠くなったか?

 

PANDA LOVE を 観終わって、ランチの後、ブリーディング センターは最後に回して、先にイルカのショーを観ることにしました。

 

ビッグオーシャンへ。  下の場内全景写真はホームページからお借りしました。

 

ショーの開始まで待つ間、ビッグオーシャンの向こうに機影が見えました。
南紀白浜空港が、すぐそばにあったのですね。
飛行機は、これから(たぶん羽田に向けて)滑走・離陸するようです。

スマホで調べたら、JALが羽田ー白浜間を 1日に3往復 運航しています。
片道飛行1時間ちょっとで、空港からアドベンチャーワールドまでバスで5分だし、その気になれば東京からでも日帰りでもパンダを観に来れるのは、パンダ好きの人には嬉しい距離かも。

 

さて、イルカのショーが始まりました!

1時間ほど、イルカの華麗なジャンプや トレーナーさんと演技遊泳を観ました。
昔 息子を連れてSEA WORLD に2、3度 行きました。今回のショーの内容は、以前のような凝った難しいパフォーマンスは無く、穏やかな内容でした。イルカの訓練に対して国際的な批判もあって、そのあたりが反映されてでしょうか。

 

さて、二つ目のパンダ舎「ブリーディング センター」に向かいました。

 

良浜のパネルがある。良浜は23歳を超えたベテランです。
これまで既に10頭を出産したとか..。2年前に中国に戻った永明とともに、日本でのパンダの繁殖に大いに貢献しました。白浜の風土や飼育員さん達の努力が、パンダの生活習慣と合っていたのでしょうか。

 

良浜は、今日は よく動き回って楽しませてくれました。

( ↑ パンダと観客の距離感がすごいです。へだてる柵らしい柵も無し)

 

私たちの前で 十数分ほど 屋外の小さなフィールドを何周か歩き回ったあと、夜間に入る舎の入り口付近にどっかりと座り込んで 笹を食べ始めました。

 

笹を食べる その仕草がとても愛らしく、時間を忘れて一か所にずっと立ち止まって、一時間ほども見てしまいました。

 

見ながら我に返って改めて周りを観察すると、ここで良浜を見ている観客は 常時10人ほどしかいません。上野だったら、パンダ舎に入る前に長蛇の列、入口まで少なくとも30分は待ち、舎内に入ったら入ったで「決して立ち止まらないでください!」の アナウンスがひっきりなしに流れているかも知れない。1時間もじっと立ち止まって見ているような状況は想像できない...。

 

また、ここでは、園の係員さんの姿も 誰一人として全く姿を見かけませんでした。もちろん監視カメラがパンダや周囲の通路を捉えていて、センターでモニターしてはいるでしょうが、それはそれとして、パンダも観客も「あるがまま」というのも非常に良かったです。
自然に近い岩や植生がある屋外で、間に (堀はあるものの) 遮る柵やガラスもなく、観客の混雑や騒音もほとんどない環境で飼育・観察できるというのは大いにプラスの点ですね。

 

同じブリーディング センターの中の別の区画に、最後の4頭目の彩浜 (5歳半) がいました。

 

彩浜はお昼寝中で、微動もしてくれませんでした。

 

4頭のパンダの姿を堪能して大阪に戻ります。

 

ではまた。